寄付金の使途​

ご寄付は、当センターより国連財団を通じて、COVID-19 Solidarity Response Fund for WHOの寄付金として、世界各国からのご寄付とともに一括してWHOに送られ、WHOが策定した「新型コロナウイルス感染症戦略的準備・対応計画」 (Strategic Preparedness and Response Plan)の実施のために使用されます。具体的には、最も支援を必要とする国や地域を見極め必要な物資を届け、保健システムが脆弱な国を支援し、そして研究開発を加速するために使われています。

WHOの活動は、右インフォグラフィクスの通り、多岐にわたりますが、当基金に寄せられたご寄付は主に、個人防護具の調達、検査施設の能力強化、疫学的調査研究に使われています。また、ご寄付の一部は、WHOの同戦略の実施のために必須のパートナーである以下の組織にも、WHOの要請を受けて配分されています。

  • ユニセフ(国連児童基金):低所得国の脆弱なコミュニティでの感染予防
  • CEPI(感染症流行対策イノベーション連合):世界規模でのワクチン開発の調整
  • WFP(国連世界食糧計画):医療物資などの輸送
  • UNHCR(国連難民高等弁務官事務所):国内避難民と難民への支援
  • Africa CDC(アフリカ疾病対策センター):アフリカ各国の感染症対策強化脆弱な立場に置かれている女性・女児への支援を含む)

              (最終更新 2020年6月28日)

具体的な活用状況についてはニュースのページに随時ご報告を掲載しています。

WHO関連情報
WHOについて

世界保健機関 (World Health Organization: WHO) は、「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関。1948年設立、現在194か国が加盟し、ジュネーブに本部を置く。WHOは、グローバルな保健問題についてリーダーシップを発揮し、健康に関する研究課題を作成し、規範や基準を設定する。また、証拠に基づく政策選択肢を明確にし、加盟国へ技術的支援を行い、健康志向を監視、評価する。(厚生労働省、国連広報センターウェブサイト等より抜粋、一部編集)